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文法がやっぱり大切
文法をきちんと勉強していることが英語上達のカギになると思います。
学校で文法をしっかり学び、語彙を増やす努力をしてきた人は、
その気になったときの伸びが早いようです。就職先が商社や外資系企業などで、
どうしても英語を話さなければならない環境におかれた時に、流暢でなくても、
過去に学んだ知識を引き出して、何とかコミュニケーションがとれるものです。
学生時代に人より努力している人には、それに応じた結果がついてくると思います。
反対に、「文法が大嫌いだったので、英語が嫌いでした」という話もよく聞きます。
「学校で文法なんか勉強しても英語は話せるようにならないって、中学生の時に
テレビでだれかが言ってて。だから、ああそうか、勉強しても話せないんだな、
じゃあしなくてもいいやって思ったんです」
本当にそうでしょうか。私には単なる言い訳にしか聞こえないのですが。
確かに学校の文法の本は開いて読んでみても、おもしろいものではありませんが、
文の構成、型を学ばずに英語を話そうとすることの無謀さは、ちょっと想像力を
働かせるだけでわかりませんか?
人は、生まれたあと、両親や周囲の人の言葉、童話や歌、テレビやラジオの番組から
聞こえてくる日本語を耳にして成長します。幼児言葉で話し、それが間違っていれば、
お母さんや周囲の人に直されます。
それは海外でも同じことで、イギリス人の知人の四歳になる息子さんが、
「I have wrote a letter. 」と言うと、その知人はすかさず、
「have written」と直していました。それでも正確な文章を話すのはあと三年近く経ってからでしょう。
みなさんもわからない意味の単語や漢字は、学校で習ったり、宿題として三回ずつ書かされたり、
辞書をひいたりして覚えてきたはず。まして外国語を勉強する時は環境が違うのです。
日本で普通に暮らす人にとって、英語を話す人と接する機会はほとんどないわけですから、
日本語を習得したようなやり方で英語を習得するのは不可能です。
ですから文法をコツコツ学ぶことが、英語習得の近道になると思います。
テレビやラジオで耳にする英単語、言葉を聞き流して勉強をした気になっている人がいるかもしれませんが、
その中から使いこなせるようになるのはごく簡単なものだけです。面倒くさいように思えても、
難しい単語や慣用句は辞書でひき、目でスペルを確かめる。そしてそれを書いてみる。
そうして、その言葉や句をもう一度耳にした時、初めて自分のものになると思います。
ワーキングホリデーや語学留学の経験があって、日常会話を話せると自負している人が、
仕事で使える英語の勉強を始めようとする時に、戸惑うことがあるかもしれません。
彼らは、リズムにのって話すことはできますが、俗語、口語だらけのブロークン・イングリッシュ
に慣れてしまっています。それをビジネスで使える正確な英語に直すことは大変なことです。
身に染みついているので、反射的にその言葉が出るのです。
I had good time Australia, very enjoyed you know.
He don't know my friend, Maki.
Uh-huh. You are sugar, your coffee?
意味はまあわかりますし、友だちどうしではこれでいいかもしれませんが、目上の人と話す時、
大事な会に出席した時、きっと困ると思います。もちろん留学をしたすべての人がそうなると
言っているわけではありませんが、最初に文法を無視した、学生の使う言葉や俗語だらけの
言葉に慣れてしまうと、直すのが本当に難しいのです。
初めに(リスニングもしながら)文法、それから会話です。その後で格調ある英語と、
友人どうしで話すさばけた英語を使い分けられるようになれば、かなり立派です。
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