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まずはリスニング
語学習得に効果的なのは、まず初めにリスニングをさせ、次に黙読、それから音読という順番で
やることだと思います。音読を熱心にすることでリスニングの力も伸びますし、目で単語や
句を確認しながらやると進歩が早いのです。
私の授業では生徒と1.5メートル離れて座り、一行ずつ反復練習をさせています。
最初はゆっくり丁寧に読み、章がすすみ上達するにつれてスピードもあげます。
このやり方で、イントネーションや区切り、微妙な発音の仕方などもわかるようになってきます。
例えば"I asked the information……"のように、askedの-edとtheが隣接している場合、
言い慣れていない人は発音しにくいと感じるかもしれませんが、耳で聞きながら
文章を目で確認するようにすると、発音のコツをつかめます。
リスニングの材料としては、まずテレビやラジオの英会話講座があります。
それだけでもたくさんの英語に触れることができますが、映画を見るのもお勧めです。
聞き取れない単語を、映像で推量しながら、耳を慣らしていきます。
正しく聞き取れているかは字幕スーパーで確認できますが、
最初は早口でほとんど聴き取れないかもしれません。
それでも楽しみながら英語に触れることができる学習法です。
お気に入りのスターの出演する映画を借りてくるのもいいですし、ケーブル・テレビと契約すれば
一日中どこかのチャンネルで映画が見られます。
ミステリーチャンネルでは、イギリスの刑事シリーズやアメリカの弁護士シリーズをやっています。
どんな時でも余裕たっぷりで皮肉まじりのユーモアを忘れないイギリス人や、開放的ですが
以外に保守的な一面もあるアメリカ人の生活や考え方がわかって、おおいに楽しめると思います。
個人的には、NHKの『アリー my Love』がお気に入りです。
脚本が非常に凝っていて、失恋するたびにスカートの丈が短くなる
アメリカボストンの新米弁護士は、海を超えた人気者です。
映像を見ながら、「本場」の言葉を聴きながら、文化の違いを味わいながら、
楽しく英語を学んでほしいと思います。
生徒を見ていると、レッスンを続けていくうちに、TOEICのリスニングのスコアが
リーディングのスコアの倍になることがよくあります。
倍までいかなくてもかなりひらいてきます。
リスニングの力は打てば響くものですから、努力を惜しまないでほしいと思います。
日本人はリスニングが弱いと言われますが、音読練習をきちんと積んで、
読んだ単語や句を辞書で確認するという手間を省かなければ必ず力はつきます。
いくつかの英語教授法の中には、くつろいでいる時や家事をしながら会話のCDをつけっぱなしに
しておくというやり方も紹介されていますが、あまり効果を期待しないほうがいいでしょう。
フランス語の知識を全く持っていない人が、CDを流しっぱなしにすることで
フランス語を聴き取れるようになるでしょうか。ならないでしょう。英語でも同じです。
子どものころ、買ってもらった国語辞典で知らない言葉や漢字を調べながら
語彙を増やしていったように、英語も辞書を引いて単語の意味を確認したり、
それを実際に口に出してみて初めて身につくものだと思います。
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